高齢者の足のむくみと様々な病気
高齢者の足のむくみと頻尿の関係
足のむくみがひどくなると同時に夜中に何度もトイレに起きるようになったという場合、まずは水分の摂り過ぎを疑いますよね。むくみは余分な水分が体内に溜まることでも発生しますし、夜寝る前にがぶがぶとお茶を飲み過ぎたりした場合も、夜中におしっこに起きることになります。実際にそうした関連性であることもありますが、実はむくみ+夜間頻尿という症状は、心臓に関する病気のサインかもしれないのです。
高齢者の足のむくみと下肢静脈瘤の関係
足がむくむのでマッサージをしようとふくらはぎを触ってみたら、なんだかボコボコと血管が浮き出ている!?という場合、それは下肢静脈瘤が原因のむくみかもしれません。下肢静脈瘤はただちに治療しなければ生死にかかわるような悪性のものではありませんが、進行するとひどいむくみやだるさ、痛み、皮膚の硬化などを招き、より治しにくくなってしまいます。下肢静脈瘤のむくみの表れ方はどのようなものかをまず知っておきましょう。
高齢者の足のむくみとリンパ浮腫の関係
特に高齢者の女性に多い術後に起こるリンパ浮腫。パンパンに腫れたようになるむくみは 日常生活を圧迫し、動かなくなることがさらなる血流の悪化や冷えを招きがちです。むくみの原因がリンパ浮腫だった場合、リンパ浮腫を治すための専門治療が行われます。血流が悪化して起こるむくみとは種類が異なりますので、自己判断で決めつけて対処してしまうと悪化を招くことも。その特徴をまずチェックしてみてください。
高齢者の足のむくみと糖尿病の関係
足のむくみの背後に糖尿病が隠れていた場合、放置しておくとさらなる別の大きな病気の合併症のリスクが高まります。糖尿病の本当の怖さはそれ自体ではなく、多くの合併症を引き起こしてしまうことだと言われますよね。むくみはその扉を開けてしまわないためのサインかもしれません。むくみ+糖尿病だった場合に気をつけるべきこと、予防や改善も含めてよくチェックしておきましょう。
足首・足の甲・下半身全体など、部分別足のむくみの原因と対処法
足がむくむ、といっても足のどの部分がむくんでいるか、あるいは全体がむくんでいるのか、左右対称にむくんでいるかなど、むくみが出る部位や出方によって、その原因が少し見えてくることもあります。足がむくむのは高齢者にとってはよくあること、単によく歩くよう注意していたら治ったということもあるでしょう。しかしむくみ方によってはそうも言っていられない場合もあるのです。
この足のむくみ病気かもと思ったら何科を受診すべき?
体のどこかに異常を感じてはいるけども、いったい何科を受診すればいいのかわからない 、というのは誰でもよくあることだと思います。たまたま近所のお医者さんで大きな病気を見つけてもらったという人もいれば、最初に訪れた医療機関が自分の抱えている疾患の専門ではなかったために見逃されてしまい、対処が遅れたということもありますよね。むくみが気になる場合は、まずはどの科を受診すべきなのでしょうか。